カウンセラーとして三浦春馬さんに思うこと

間もなくあの衝撃的なニュースから1年が経とうとしています。
夕方近くのYahooニュースで時間が止まったようなあの感覚は忘れられません。
世代の違いもあり、正直リアルタイムで見ていたドラマなども無かったですし、代表作もほとんど知りませんでした。

だけど誰もが知っている笑顔の素敵でハンサムな俳優さんであり、
何となくJUJUさんとNHKに出ていたな…とか
いるのが当たり前の有名な俳優という認識でした。

ですので、本当に衝撃的で…
一体何があったのだろう…
何が彼を追い詰めてしまったのか…

プライベートな事など全くわからない遠い存在であるはずなのに、
どうしてこんなに心が持って行かれるのか…自分でも不思議な位でした。

それからというもの、過去のドラマや映画のBlu-rayやDVDを買いそろえ、ドラマを録画し、毎日CDを聞き、ニュースやTwitter、YouYubeを繰り返し見ては考え、ぼーっとする…という毎日がごく最近まで続いておりました。
家族もかなり心配していたと思います。口を開けば「春馬君なんでこんな事になってしまったのだろう」とつぶやき…。

知れば知るほど彼の生き様が本当に素晴らしく。
恵まれた容姿の素晴らしさはもちろんですが、あの透明感、真剣さや覚悟、努力を惜しまず一秒一瞬を生き抜いていたことにリスペクトしか無いです…。もっともっとこれから世界を見据えて花開く30代40代~の彼を見たかった…と苦しい思いで一杯です。

映画館でリクエスト上映やキンキーブーツなども見に行きましたが、結構私と同年代が多
いなあと感じました。本当に世代を超えて愛される人に相応しい方でした。
私が何か出来るとも思えませんでしたが、何とかしてあげたかったという強い悔恨の思いが今も心に残っています。

そして、一部のファンで陰謀説など根強く残っており、法的措置を取るという事務所側となかなか折り合いをつける事は難しそうです。
外野から見るとそのような陰謀説は荒唐無稽と思われるかもしれませんが、社会構成主義の観点からも、その世界の中に生きていると言うことは、それが全てなのだと思います。

何が正しくて正しくないのかなんて誰にもわからない事であり(ひょっとしたら春馬さん本人でさえ)、各々の考えや思考の中で私たちは生きているのです。

陰謀説を起点に何かを企んでいる(自身の商売や思惑等)という人も中にはいるだろうと思いますが、多くのファンが純粋に思いや願望と共にその生き方を選んでいるのだろうと思います。また反対にその世界観を否定するファンも多く、どちらの世界観もカウンセラーとしてはそのファンが見ている世界観は見えている世界として尊重するべきものであろうと思っています。